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遺言の付言事項について ~ご家族への最期のメッセージ~

遺言書には、「付言事項」というメッセージ欄を設けることができます。

この付言事項には、法的拘束力はありませんので、
遺言書に記載していたとしても、相続人はその内容に縛られることはありませんが、
相続人間の不要な争いを避けるのに有効なものです。

たんに、遺産の分け方を遺言書に記載しただけでは、
遺留分を侵害されているなど、
その遺言の内容に不満を持っている相続人がいたとしたら、
争いを起こさぬようにと考えて作成したその遺言が、
かえって、相続人間の争いの種になってしまうかもしれません。

遺留分については、こちら↓をご覧ください。
>> 相続人に定められた最低限度の相続分 ~遺留分への配慮~

生前に、きちんとお話しをされていたのなら、まだしも、
被相続人の死後、遺言書を開封して初めて、
そのような内容の遺言書が残されていることを知ったとしたら、
その相続人は、どのように思うでしょう?

そこで、遺言書の最後に、ご家族へのメッセージとして、
どうしてこのような内容の遺言書を残したのか
相続人に理解してもらえるように付言事項を書き添えておくことで、
遺言で不利益を受ける相続人も納得してくれるかもしれません。

もちろん、必ずしも、納得してもらえるとは言えませんが、
付言事項を記載しておくのと、記載しないのでは、
遺言書の内容に納得してくれる確率は格段に変わってきます。

だからこそ、この付言事項の内容は、相続人全員に納得してもらえるよう、
遺言の内容と同じように、よく考えて記載する必要があります。

また、公正証書遺言を作成される場合などで、
公証人や証人に、ご自身の気持ちを知られたくないという場合には、
相続人あての手紙を書き、公正証書遺言の製本と一緒に保管しておき、
遺言書と一緒に読まれるようにしておくという方法もあります。

当教室で遺言書の作成のお手伝いをさせて頂く場合には、
依頼者様と一緒に「付言事項」の内容を考えさせて頂いております。


付言事項の記載例


① 妻に法定相続分を超える財産を相続させた事例

「私は、春子というよき伴侶と、三人の素直なよい子どもたちに恵まれて、しあわせな人生
 を送ることができたと心から感謝しています。
  春子には、二人で築いた住まいと土地と建物を残すことにしました。気兼ねなく、ゆっ
 くりと老後を過ごしてもらいたいためです。この土地と建物だけで、遺産の二分の一をは
 るかに超えると思いますが、三人の子供たちは、お母さんに対して遺留分を請求すること
 のないようにしてください。いずれは、三人のものになるのです。
  一郎と二郎には、大学を卒業するまで、父親としてできる限りの援助はしてきたつもり
 ですが、花子には、私の会社が倒産したり、その他いろいろな災難があったりして、大学
 にも行かせてやれなかったばかりか、私の長患いのために介護の苦労までさせてしまい、
 申し訳なく、心苦しく思っています。花子に対して、一郎や二郎よりも多くの現金をのこ
 してあげることにしたのは、そういう気持ちからです。みな理解してください。
  春子、一郎、二郎、そして花子、よい人生を、本当にありがとう。」

② 息子の嫁に財産の一部を遺贈した事例

「一郎は仕事の関係で外国を飛び回っており、私の身の回りの世話はすべて嫁の花子がみて
 くれています。私の預貯金といっても、お恥ずかしいような額ですが、お世話になったお
 礼として半分を花子に残します。
  二男の二郎や長女の花子には言い分もあるかと思いますが、二人が世話しなければなら
 ない分を嫁の花子が代わってしてくれたのだと思って納得してください。遺留分など請求
 し、わずかな財産をめぐって身内が争うようなことのないよう願っております。」


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