banner

遺言者より先に相続人が死亡した場合はどうなるの? ~予備的遺言の活用~

もしも、遺言により受遺者として指定された方が、遺言者より先に死亡した場合、
その部分に関しては、遺贈の効力は生じないとされ、
受遺者が受ける予定であった財産に関しては相続人に帰属しますので、
法定相続人全員遺産分割協議により財産を相続する方を決めることになります。


平成24年に、最高裁で遺言に関する初めての判断が下されています。

判決の内容は下記をご参照ください。
≫ 遺言者より先に受遺者が死亡した場合、孫への代襲相続を認めないとした判例


これは、遺言の効力が、相続人が死亡して初めて発生するため、
その効力発生時に受遺者が生存している必要があるためです。
このことを同時存在の原則といいます。


通常の相続であれば、被相続人より先に
法定相続人である子供や兄弟姉妹が亡くなっていた場合、
代襲相続と言って、その子供が相続人となります。


但し、遺言で指定されていた方が、遺言者より先に亡くなっていた場合には、
代襲者は、本来、親が遺言により譲り受ける予定であった財産を
相続することはできないということです。


もちろん、代襲相続は発生しますので、遺産分割協議には参加して、
そこで決まった財産を相続することは可能です。


このようなケースというのは実際によくあります。
受遺者が亡くなった時点で、新たにその部分だけ遺言を書き直すこともできます。
しかし、その時点で、
認知症等により遺言を残す能力(遺言能力)を失っていることも考えられます。


そこで、もし、受遺者以外財産を受け継いでほしい方がいるのであれば、
予備的に、その方に財産を継がせる旨を遺言書に記載しておくことができます。


例えば、
万一、遺言者より前に妻○○が死亡したときには、
 遺言者は、前条記載の財産を遺言者の長男○○に相続させる

としておけば、受遺者が遺言者より先に亡くなっても、
次の方に財産を渡すことができます。


これを「予備的遺言」といっています。
このようなことは、公証役場でもアドバイスしてくれませんので、
事前にそこまでのことを考えて、文案を作成する必要があります。


せっかく、残されたご家族のことを考えて作成した遺言ですので、
細部までご自身の意思が伝わる遺言書を作成して頂きたいと思います。


遺言書の作成をお考えの方へ 公正証書遺言作成サポート 自筆証書遺言作成サポート

泉佐野 遺言書教室アンダーバナー


業務対応エリア


大阪府 : 堺市・富田林市・河内長野市・大阪狭山市・和泉市・高石市・泉大津市・忠岡
      町・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市・岬町
和歌山県: 和歌山市・岩出市・紀の川市・海南市


Copyright(c) 2013 泉佐野 遺言書作成教室 All Rights Reserved.